五種混合ワクチン

初回予防接種の中に五種混合ワクチンがあります。

あまり聞きなれない人も多いのでは無いでしょうか?

私も上の子の予防接種の際は四種混合だったので、五種混合は知りませんでした。

今回はこの五種混合についてまとめていきたいと思います。

四種混合から五種混合へ

なぜ変わったのか?

新しいワクチンを承認する際のキーポイントが

・安全性

・有効性

・費用対効果

安全性・有効性はともに四種混合と五種混合は同等であると言われています。

費用に関しては四種混合+Hibワクチンよりも五種混合の方が安価になると言われています。

効果が変わらず安くなる

政府としては推奨しない理由はないですよね笑

ここが四種混合から五種混合へ変わった大きな理由の一つだと思います。

課題

四種混合とHibワクチンでは接種開始時期や接種終期、接種回数に違いがありました。

五種混合はこれをまとめるわけなので見直しが必要になります。

治験を重ねた上で接種開始時期を2ヶ月に統一でき

終期はより遅い四種混合に揃え

回数は4回になります。

我々の知らないところで議論が繰り返されていたようです。

五種混合ワクチン

成分

元々四種混合ワクチンであった

・百日せき

・ジフテリア

・破傷風

・ポリオ

・Hib

が混合されたものになります。

2024年4月より定期接種となりました。

よって2024年2月に出生された子供以降は五種混合の対象になります。

すでに四種混合を接種されている方が途中から五種混合に変更することは推奨されていません。

予防接種の原則が「同一のワクチン」であり、四種混合も同じ原則が当てはまります。

しかし、これはワクチンを変えることを禁止しているわけではありません。

四種混合を接種した後に引っ越し等で違う医療機関に行かなければならないことも十二分に考えられます。

新しい医療機関に同じワクチンがあれば問題ないですが、違うワクチンを取り扱っている場合もあります。その際は、お住まいの自治体や医療機関に相談してみて下さい。

メリット

現在も単体での定期接種が可能なHibワクチンですが、4種混合ワクチンと合わせるとスケジュール管理が難しく、さらに合計8回もの接種が必要となってしまうため負担が大きいことが課題でした。

今回の5種混合になることによって、接種回数を減らすことができると期待されています。

予防接種のスケジュール管理はとても大変です。

いつ、何を接種すれば良いのかわからなくなります。

おまけに接種に期限があったりとてんやわんや・・・

気にするワクチンが一つ減るのは管理する親として非常にありがたいです。

デメリット

一番大きなものは副反応です

接種部位の紅斑(72.9~75.7%)

硬結(約51%)

腫脹(約38%)

発熱(60.8~65.2%)

四種混合で同様の副反応が出る確率が10%以下となっているため

副反応の確率が高くなってしまうのが五種混合のデメリットと言えるでしょう。

我が子もしっかり発熱しました。

接種後半日程度で37℃後半になり翌日に38℃台

1日程度で解熱しました。発熱以外の腫脹や紅斑はみられませんでした。

副反応と直接関係があるかはわかりませんが、少し授乳の飲みが悪くなりました。

基本的に熱が出ても、しっかり飲んで、しっかり眠れているのであれば問題ないです。

発熱も副反応によるものなので、解熱剤というよりは保冷剤等で冷やしてあげる程度で大丈夫です。

初めての発熱になる人もいるかもしれませんが、子供は熱があっても元気があれば大丈夫!!

体から熱を逃すことがまだあまり上手くないので熱がこもりやすいです。

服装調節などで体温調節してあげて下さい。

手足が冷たくてもお腹や背中が暖かい場合、子供は寒いと感じているわけではありません。

熱を逃すために手足で汗をかいて冷えてしまっているだけです。

むしろ暑いのです!

慌てず子供の様子をしっかりみてあげて下さい。

まとめ

定期予防接種は国がお金を出している程国も重要だと思っていることです。

だからと言ってリスクなどを理解せず闇雲に打つのは良くないと思います。

不安な頃や、心配なことは打つ前に先生や自治体に確認することをお勧めします。

予防接種のスケジュール管理ですが、とてもめんどくさいです。

しかし、自治体によってはアプリなどで管理できるところもあります。

そういったものは積極的に活用すると良いと思います。

私も活用していますが、予定を自動で作成してくれるため、休みの調整もしやすいですし、何より必要なものを忘れなくて良いので重宝しています。

皆さんも是非やってみて下さい!

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