我が子も4ヶ月が経過し徐々に生活のリズムを出来始めてきました。
外出する機会も増え、同年代の子供と会うことも増えてきました。
その一つが子育て支援センターです!
自治体にある子育て支援センターなどでは定期的にイベントを行ったり、発達に応じた教室を開いてくださったりと初めての子育てを経験する親たちにはとても頼りになる存在です。
そのような集まりに参加すると当然、同じような月齢の子供と会うことがあります。
比べる相手がいないと我が子の発達がどうなのかわからない人も多いのでは???
普段発達に関してあまり気にしていなかったパパ・ママも他の子と見比べると我が子の発達に不安を感じることがあるかもしれません。
そのような悩みを踏まえて今回は発達について少しブログにしてみました!
定期健診はあまりあてにし過ぎない
定期的な健診などでは基本的に細かい運動発達までは見ません。
大まかな発達段階の確認は行いますが、運動発達にも個人差があり、子育てを経験しているみなさんにはとても共感できるかもしれませんが、子供の発達は1日で変わります。
「昨日できなかったことが今日はできる」そんなことは日常茶飯事です。
そのため、健診で運動発達を指摘されるのは明らかに遅れている場合のみです。
いちを人間の運動発達はどれくらいまでにどのようなものを獲得するかはわかっています。
ただ、獲得する時期は個人差がある分、ある程度の期間が設けられています。
例えば、首が座るのは3ヶ月!
と断言しているのではなく、
首が座るのは2〜4ヶ月くらい!
といった感じでおおよその期間が設けられています。
当然、この時期から逸脱しているからといって必ずしも発達に障害があるということではありません。
ただ、首が座るということに関して言えば、5ヶ月を過ぎてもまだ首が座る気配がないとなれば少し発達遅滞を考えると思います。
このように健診では明らかな逸脱がない場合は「もう少し様子を見ましょう」で終わってしまいます。
ですから、健診で大丈夫と言われたからとあまり過信し過ぎず親がしっかり子供の発達を見ておくことが重要です。
寝返り動作の獲得
今回は「寝返り」について我が子の現状と一般的にな運動発達を合わせて紹介していきます。
現在4ヶ月半くらいの我が子ですが、「寝返り」という話だけすると
まだできていません!!!
先日、妻が子育て支援センターで行われた離乳食教室に行った時、月齢が4ヶ月程度のお友達がみんな寝返りをしていたと言っていました。
本当かどうかは定かではないですが・・・
それで我が子の発達を心配していました。
結論から言うと、私は何も心配していません。
あくまで理学療法士として発達を見た場合の話です笑
基本的に「寝返り」ができる月齢は5〜6ヶ月と言われています。
もちろん、早い子だと3ヶ月程度で、遅い子でも7ヶ月程度でできるようになると言われています。
7ヶ月を過ぎてもまだその気配を感じられない場合は一度医療機関を受診することをお勧めします。
寝返りは「ごろっと」しますよね!無理やりな感じもありますが笑
なので「5(ご)・6(ろ)っと寝返り」
寝返りは5・6ヶ月と覚えておいてください!!!
理学療法士ならこの語呂合わせは全員知っているのではと思うくらい有名な語呂合わせです!
この語呂合わせからしても4ヶ月半の我が子ができないのも全然焦る必要はありません。
それに、今、仰向けで寝かせると、一生懸命体を捻っています。
あともう少しでうつ伏せになれそうなのですが、最後下にある手を上手く抜くことができない状況です。
もう少しで出来そうだな〜と感じているからこそ全く心配していません。
また、寝返りが上手くできない要因が他にもあるからなのです。
原始反射
この言葉自体を初めて耳にする人も多いのではないでしょうか?
子供には生まれてから数ヶ月が過ぎるまで「原始反射」と呼ばれる反射があります。
これは色々な種類があり、いずれほとんどが消失していきます。(生まれる前から見られる反射に関しては全てなくなります)
理由としては原始反射がいつまでも残ってしまうと生活に支障が出てしまうからです。
我々からすれば消失してもらわなければ困るものもありますが、新生児にはこの反射がなければ困ることもたくさんあります。
例えば、探索反射と呼ばれるものです。これは唇の周りを刺激すると刺激した方向へ少し口を開きながら向くというものです。
これはなぜ必要かというと
母乳を飲み際や哺乳瓶を飲み際に、この反射があるから上手く咥えられます。
生まれて間もない赤ちゃんは自分の意思で咥えているのではなく、反射の力を借りて生きていくための栄養を得ているのです。
しかし、これが大人になっても残っていると口を拭くのも一苦労です。
実はこのような原始反射があるため、寝返りも上手く出来なかったりします。
原始反射も概ね6ヶ月程度で消失するものが多いので、その辺りから子供の運動発達も劇的に進んでいきます。
子供の動きがぎこちないと感じる場合はもしかしたら原始反射が原因かもしれません。
発達の順序
子供の発達は必ず順序があります。
首が座っていない子供がお座りをできるようになることはあり得ません。
寝返りができない子供がハイハイすることもあり得ません。
首が座り→手足を動かせるようになり→寝返り→腹這い
このような順序があります。
そのため、発達を練習させるのは良いのですが、順序をしっかりわかった上で行う必要があります。
まとめ
4ヶ月で寝返りができない子供は普通です!!!
決して発達遅れではないです。
発達には個人差があります。
その子のペースで進んでいきます。
もちろん、運動発達が遅いけど、子供の発達が早い子やその逆などもあります。
内臓系の発達が遅い子もいます。
その子にあった成長があります。
焦らず付き合ってあげてください。
しかし、運動能力はこちらから手助けすることで獲得を促せることもあります。
寝返りしそうな子供の寝返りを助けてあげてうつ伏せの感覚を養わせてあげることなどは決して悪いことではありません。
そのために必要な寝返りのアプローチについてはまた次回詳しくお話しします。
発達が心配な時は一人で悩み過ぎずに小児科の先生に相談してみてください!
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